インドのヨガ講師によるレッスン



2016年に、タイの山奥で一ヶ月にわたって、インドの講師陣と寝食を共にして私は講師となる資格を得ました。


その時の講師が、コロナ禍を経てまた今年ジャパンツアーできてくれたので参加してきました。

なんとも懐かしくなり、当時のことを少しだけ書こうと思います。



私が滞在したのは、タイの最北にある小さな村のチェンライ。

中心部のチェンマイとよく間違われるけれど、全く人の日常の雑音が届かない昔リゾート地として存在していた施設。


ヨガの修行の道場のような空間をアシュラムと呼びますが、

「リゾートホテル」とはもう呼べないくらいアシュラム化した施設。




シャワーは時に茶色い水が出ることもあったし、


ゲンコツ以上のカエルがぴょんぴょん跳ねていたり。


トカゲ、ヤモリ?違いがよくわからないけれど、すばしっこい爬虫類は毎日ベッドに遊びにくるし、一番印象的なのは「トッケー」という、人間に姿を見せずに壁や屋根の向こうで鳴く生き物。


早朝に鳴くニワトリのようなテンポで「トッケー!!トッケー!!!」と連呼する。


ああ、懐かしい^^


9割女性の参加者なので、当然そんな環境では悲鳴だらけだった。

虫や見たこともないような生き物と暮らすわけで、海外に慣れていない参加者にとっては予測していなかった課題の一つ。


私も元々虫は苦手で鳥肌ものだったけれど、このアシュラムのお陰で、今では虫だろうが、幼虫、爬虫類も見てもなんとも思わなくなる精神を養えたのです。




そんな一ヶ月をタイで暮らしたわけだけれど、

必ず修行の経緯を話すと「ヨガってタイなの?インドじゃないの?」と聞かれます。



ヨガはインドが発祥の地です。


私も、本場のインドへの憧れが強かったのですが

様々なヨガの流派の中で、私が最初に学びを受けとった「シヴァナンダヨガ」は

日本での修行は開催しておらず、インドやタイ、ベトナムなどが中心となっている中で


参加できる時期や様々な条件の兼ね合いでタイを選択したという感じでした。


例えば、

ビザがインドは必要で、タイは不要。

家族への説得が、インドは断固反対で、タイはなんとか渋々。笑

期間のタイミングが、修行のコースがインドは半年後、タイは再来月(ベストタイミング)。

ヨガの講師が、インドはアシュラムが数多くあり、いい先生も散らばっていて、

タイはこの機会に一ヶ所へ各アシュラムのスペシャリストが集結してくれるという特権も。

(インドを拠点とする先生が、各地の修行のコースでインドを再現し、終わると別の地へ移動する。だから、コースが終わると修行場は誰もいなくなる)


そういった理由から、タイでの修行を選択した次第です。




そんな講師陣のうちのメインティーチャーのサンディップ先生と、アーユルヴェーダのDr.ヴィシュヌが来日されました。




1日はレッスンを受け、もう1日はカメラマンとして入り、記録を残してきました……!!

もう、「ああ、これこれ……」と心地よくて泣きそうになりながら、サンディップ先生の本場のレッスン。久しぶりにアドバンスのポーズもいくつか挑戦し、刺激的な一日でした。




通訳の、のりこ先生や今回岩手でのステージとなった北上のスタジオ桃子先生のサポートも心地よく……


インドから日本に来ると、時間の流れが早くてストレスだとおっしゃっていました。


新幹線も電車も時間通りに出発してしまうから、と。


勇気のいるポーズも、とりあえず見て覚えてやってみて?という感じだし、


たまに、レッスンのガイドも間違っても「あれ、そうだった?」という

ラフなノリがとっても好きです。


日本人の生真面目さや、正確さがバカらしくなってしまうほど。


「人は、他人に迷惑をかけていい。あなたは人に迷惑をかけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」


日本では、人様に迷惑をかけないことが美徳とされていますが、こういったインドの「お互い様」の精神論も、とても好き。


 

インドの魅力的なヨガの伝統を、初心者向けにここ盛岡のone yoga roomでもお伝えしていきますね^^


kana.


私らしい、私へ。 盛岡市でヨガをはじめよう。

〜岩手県盛岡市/前九年にあるヨガのお部屋 one yoga roomへようこそ〜 この空間は 空と植物に囲まれた誰の目を気にすることのない安全な居場所です。 元気な時も、そうでない時も立ち寄れる 保健室のような存在でありたい想いです。 ヨガが初めての方も どうぞ安心してお越しください。 【企業様等の出張ヨガの申込は日程の第三希望をお問い合わせページからお知らせ下さい】

0コメント

  • 1000 / 1000